気づきにくい梅雨時期の熱中症 上手な水分補給を:暮らしの健康教室

軽い運動や半身浴で汗をかき、暑さに対応できる身体に

6月の東京といえば梅雨入りの季節ですね。梅雨の時期から気をつけていただきたいのは熱中症です。夏は汗をたくさんかくので、熱中症になりやすいというイメージがあるかと思いますが、梅雨の時期でも気がつかないうちに熱中症を引き起こしてしまうことがあります。今の時期は湿度が高いため汗が蒸発しにくく、身体に熱がこもりやすくなっています。またまだ身体が暑さに慣れていないため、体温調節をする準備が不十分となっているのも熱中症を引き起こす原因の一つです。特に梅雨の晴れ間や梅雨明けの時期は要注意です。

こまめな水分補給で熱中症予防

この時期の熱中症対策で大切なのは、こまめな水分補給です。人は身体の60%が水分でできています。身体の6%の水分を失うと頭痛や体温の上昇などの脱水症状が現れます。
強い喉の渇きを感じるころには、すでに2%の水分が失われています。そのため、喉が渇いたと感じる前に、こまめな水分摂取が大切になります。人は寝ているときでもコップ1杯の汗をかいていますので、就寝前と起床時にそれぞれ1杯、お風呂に入る前にも1杯水を飲むようにしましょう。また、出かけるときには常に飲み物を持って行き、いつでも水分補給ができるようにしておきましょう。目標は1日に1.5リットルの水分摂取ですが、医師に水分の制限を言われている場合は、主治医の先生の指示に従うようにしてください。また、大量に汗をかいたときには塩飴や経口補水液などで、塩分も併せて補給するようにしましょう。

本格的に暑くなる前に、早めに暑さに対応できる身体にしておくのも大切なポイントの一つです。
そのためには、軽い運動や半身浴で汗をかくようにしましょう。晴れた日はちょっと遠回りして帰る、いつもより大股早歩きを意識してみるなど、ちょっとしたことから始めて、ぜひ汗をかくという機会を増やすようにしてみましょう。

梅雨の時期からしっかり熱中症対策をとり、元気に梅雨を乗り切りましょう。

◇健康のいずみ 第534号(2018年6月5日)より

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