笑って楽しく過ごそう!:暮らしの健康教室

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幸福ホルモン「セロトニン」が分泌されます

2月5日は笑顔の日です。国内で行われた調査によると、子どもは1日に平均400回笑うのに対して、20~30歳代では約15回、70歳代は2回しか笑わないという報告が出ています。笑いには血行を促進させて脳の働きを活発にし、自律神経のバランスを整える効果があります。また幸福ホルモンであるセロトニンの分泌によって幸せな気持ちが湧き、痛みの軽減や免疫機能の向上ももたらします。

前向きな気持ちで物事を捉えてみる

笑う機会が減っている場合は、物事を前向きに考えるよう心がけてみましょう。コップ半分の水を、もう半分しかないと思うか、まだ半分残っていると思うかで受け止め方が変わります。できなかったことや足りなかったことより、できていることや残っていることに目を向けて、それらに感謝の気持ちを持つようにしましょう。
欠点が目につくときは見方を変えてみます。欠点は視点を変えると美点になります。融通が利かない人は信念を持っている人、忘れっぽい人はおおらかな人と捉えることができます。このように前向きな気持ちで物事を捉えると、笑う機会も増えてくるはずです。

作り笑いでもOK

なかなか笑えない場合は、まず作り笑いから始めてみましょう。作り笑いでも脳は笑っていると勘違いして、セロトニンを分泌させて本当に楽しいという感情を湧かせます。
声を出して笑わなくても大丈夫です。まずは頬と口角を上げてみましょう。ぎこちない場合は、手で口角を上げて笑顔の感覚をつかみます。次に目じりにしわを作るように目を三日月型に細めましょう。できあがった表情を鏡で確認してみてください。もしうまく笑顔が作れていないと感じたら、ぜひ毎日鏡の前で練習しましょう。だんだんと自然な笑顔が作れるようになり、楽しい気持ちも湧いてきます。
笑いには自分自身の心と体を元気にするだけでなく、周囲の人も笑顔にしてくれます。まさに、「笑う門には福きたる」。ぜひすてきな笑顔を作ってみてくださいね。

◇健康のいずみ 第554号(2020年2月5日)より

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