心身の“鬼”を追い出して 健康の“福”を呼ぼう:暮らしの健康教室

無病息災を願う節分

 2月3日は節分です。節分はもともと、邪気を払って無病息災を願うための行事です。昔は病気や事故、災害は邪気によるものと考えられていました。鬼はそのような災いの元と捉え、“魔(ま)を滅(め)する”ために豆まきが広まったとされています。

現代の「鬼」は?
 現代の私たちにとっての鬼は、心や身体にひそむ良くない習慣のことかもしれません。つい食べ過ぎてしまう「食べ過ぎ鬼」、寒くて家でじっとしてしまう「こもり鬼」、心の中にも「イライラ鬼」や「不安鬼」がいつの間にか棲みついていることがあるかもしれません。とくに寒い季節は、心の不調が出やすい季節でもあり注意が必要です。

「鬼」を追い出す方法
 私たちの中にある鬼を追い出していきましょう。節分といえば大豆です。大豆には良質なたんぱく質や食物繊維、さまざまな栄養素が豊富に含まれている食品です。食欲不振やむくみの改善、便通改善、美肌効果などが期待できます。また、幸せホルモン「セロトニン」の原料となるトリプトファンも多く含まれているため、心の不調改善にも効果的です。
 ただし摂り過ぎは禁物です。尿酸値の上昇や下痢、女性ホルモンのバランスが乱れるなど、健康を害する恐れがあります。1日あたり、豆腐なら半丁、納豆なら1パック、豆乳なら1杯程度の適量を守って摂りましょう。大豆だけではなく、肉や魚などの動物性たんぱく質も重要です。バランスよく食べるようにしましょう。
 心に棲む鬼に対しては、軽い運動がお勧めです。朝日を浴びながら10~15分程度の散歩や体操、寝る前のストレッチなどがよいです。あまり時間が取れない方は、よく噛むことを意識して朝食を摂る、朝日を浴びながら数回深呼吸をするのもお勧めです。
 今年の節分は改めて生活習慣を見直し、自分の中の鬼を追い出すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。健康の福が呼び込みやすくなるはずです。

◇「健康のいずみ」2月号(2026年2月5日/第626号)より
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