活動報告 ACTIVITY

ICU病棟「印象に残っている患者さんとの関わり」

若手看護師

私はICU病棟に勤務している2年目の看護師です。

ICU病棟では、術後の方や状態が急変し全身管理が必要な方など重症度が高い患者さんが入室されます。診療科は外科内科を問わず、疾患も様々です。

私が印象に残っているのは、S状結腸癌で切除術をした患者さんとの関わりです。

この患者さんは、50歳代と若く、仕事もばりばりと働いていた方で、今まで通院や入院歴はなかったため、初めての入院、手術でした。

もともと心配性、人にあまり迷惑をかけたくなく我慢してしまう性格な方で、ICU在室中も患者さんからなかなか痛み等を訴えてくれませんでした。受け持った際、患者さんが痛みや思いを我慢せずに入院生活をより快適に送ってほしいと思い、患者さんには積極的に痛みはないか、今不安なことはないか声かけ・傾聴することを心がけました。

最初は遠慮がちでしたが、徐々に信頼関係を築くことができ、入院~手術に至るまでの不安な気持ちや、手術を終えてみての気持ちを話してくださるようになりました。

ICUを退室する際に、「たくさん話を聞いてくれて、私の気持ちに寄り添ってくれてありがとう。心配性だったけど安心して過ごせました。」と声をかけていただきました。

ICU病棟では、在室日数が短く、深い関わりをすることがなかなか難しいです。また全身管理のために、点滴や心電図モニター等の医療機器に囲まれるため患者さんも不安を抱えます。関わる時間が短いからこそ、普段からのコミュニケーションを大切にして患者さんを捉え、その人になにができるのか考え、看護を行っていくことが大切だと思いました。

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