活動報告 ACTIVITY

5階西病棟「印象に残った患者さんとの関わり」

若手看護師

私は5階西病棟で働く2年目の看護師です。

5階西病棟は消化器・呼吸器・泌尿器などの外科病棟で主に手術前後の患者さんが入院しますが、化学療法や看取りなど幅広く看護を行っています。

私が印象に残っているのは、50代の大腸がんの患者さんです。化学療法のために、数年間、2~3週間に1度定期的に入院していて、病棟のスタッフと顔見知りのような間柄でした。しかし状態が悪化して再度入院し、余命数日という状況になってしまいました。主治医から本人と奥さん、まだ学生のお子さんへ病状説明が行われました。残された時間が少ないことを説明され、患者さんは「応援の言葉がけでいつも力になっています。帰るのは今日の夜とかでもいいですか。」と同日中に帰ることを希望されました。

患者さんの希望を叶えるためにチームの看護師みんなで協力し、急いで退院調整を行いました。

そして当日中にご自宅へ退院することが出来ました。自宅で家族に看取られながらご逝去されました。後に奥様からも「本当に良くしていただいてありがとうございました」と感謝の言葉をいただきました。

このように患者さんの希望を聞いて退院調整を行い、患者さんの最期の希望に添えたことが強く印象に残っています。お看取りは悲しいですが、できる限り、患者さんの希望を叶える大切さを改めて学びました。

5階西病棟には、今回のように長く通院されている患者さんのお看取り行う機会が多くあります。関わりが深い分、悲しみが強かったり、考えさせられることが多くありますが、その分看護師として成長できる病棟だと思います。今後も患者さんの思いを第一に看護師として成長していきたいと思います。

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