ICU病棟「印象に残っている患者さんとの関わり」
若手看護師私は立川相互病院ICU病棟で働いている2年目の看護師です。
私が印象に残っている患者さんは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)で人工呼吸器管理となったAさんです。
Aさんは喘息の悪化を契機にCOPDの急性増悪となり人工呼吸器の管理のため治療を行いました。呼吸状態が安定したため人工呼吸器離脱を試みましたが、離脱後呼吸状態が悪化し再挿管となりました。二度目の離脱前には、医師より気管切開となる可能性もあるとAさんと家族に話していました。しかしAさんと家族の希望もあり、二度目の離脱を施行しました。その後は呼吸状態悪化なく、一般病棟へ転床し在宅酸素療法を取り入れた状態で自宅退院されました。ICU入室中にはAさんへ清潔ケアや苦痛軽減を図るための薬剤調節、不安軽減の声掛け等を行いました。また家族の面会時には都度様子をお伝えし、患者さんとその家族の身体的・精神的ケアに努めました。
退院から1か月後、自宅訪問をした際に「ICUでは苦しかったけど、看護師さんが優しくしてくれて良かった。」と言葉をいただきました。また退院後の様子を笑顔で話す姿がありました。
ICUでは重症な方が多いため、通常のコミュニケーションがうまくはかれないことが多くあります。しかし意思表出が制限されていても、積極的にコミュニケーションの援助や取り方の工夫をすることで、苦痛や不安の軽減・ニーズの把握に繋がっているのだと感じました。そして笑顔で退院できるよう、より良い看護をしていきたいと思いました。
