都会の排気ガスや大気汚染物質でさらに悪化
この季節、花粉症でお困りの方も多いのではないでしょうか。花粉症とは花粉を異物だと感じて起こるアレルギー疾患の一つです。
花粉症は杉やヒノキが多い山間部より、都会のほうが発症しやすいと言われています。自動車の排気ガス、工場などからの大気汚染物質と一緒に吸引することによって、アレルギー症状を悪化させるためです。また、土の面積が多い地域では、花粉は土に吸収されます。しかしアスファルトが多い都会では花粉が吸収できず、花粉症患者が多くなる原因となっています。
花粉症を悪化させない7つのポイント
①花粉をつけない。
帽子やめがね、マスクなどをしっかりつけて花粉をつけないようにしましょう。普段はコンタクトレンズでも、この時期だけめがねにするというのもお勧めです。
②花粉を落とす。
帰宅時は服を叩いて花粉を落としてから入り、すぐに着替えと洗顔・うがいをしましょう。こまめな部屋の掃除も大切です。
③充分な睡眠。睡眠不足は免疫やホルモンのバランスを崩れさせ、花粉症の悪化につながります。
④ストレスをためない。過剰なストレスも免疫のバランスを崩れさせます。日頃からストレスをためないようにしましょう。
⑤お酒はほどほどに。ストレスが発散できるからといっても、お酒の飲みすぎは禁物です。お酒は血管を広げるため、鼻づまりや目の充血などの症状を起こしやすくさせます。
⑥適度な運動。運動不足からくる体力の低下は、免疫のバランスを崩れさせます。花粉が比較的少ない午前中や、室内での運動を取り入れてみましょう。
⑦それでもつらい時は病院へ。対策をしても症状が辛い方は、我慢せずに病院に行きましょう。また、毎年悩まされている方は、花粉が飛ぶ2週間ほど前
の1月中旬頃から治療を始めると、楽に花粉シーズンを乗り切ることができます。
症状がある方もない方も、しっかり対策をして花粉の時期を楽しく過ごせるようにしてくださいね。
◇健康のいずみ 第531号(2018年3月5日)より
>>バックナンバーはこちらから