元気な膝で元気に歩こう:暮らしの健康教室

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適度な運動で筋力と、柔軟性を高めましょう
2月25日は「膝(英語でknee・ニー)にっこり(25)」ということから、膝関節の日です。
膝の痛みは年齢とともに出てくるものと思われがちですが、20~30代でも症状が現れることがあります。通常、膝は骨と骨が直接ぶつからないように軟骨がクッションの役割を担い、膝の動きをサポートするためにさまざまな筋肉が働いています。しかし、運動不足による筋力低下や柔軟性の低下によって膝に負担がかかると、痛みが生じる場合があります。
筋力と柔軟性を高める運動を
日頃運動不足の方は、適度な運動を意識しましょう。ただし、急激な運動も膝を痛める原因となりますので、まずは膝を痛めずに行える筋力と柔軟性を高める運動を行いましょう。
水中ウォーキングは、膝に負担をかけずに筋力を鍛えられるためお勧めです。また立つか座った状態でボールや硬めのクッションを膝の間に挟み、それを潰すように内側に力を入れる運動も良いです。
お勧めのストレッチは立つかうつぶせの状態で、片手で同じ側のつま先を持ってお尻の方へ引き寄せつつ腿の前側を伸ばします。反対の足も同様です。ふらつく方は壁か椅子に掴まりながら行いましょう。
膝への負担を軽減する
加齢によって膝の軟骨がすり減ることでも痛みを生じることがあります。特に60歳以上の女性はホルモンや身体の構造上、膝に負担がかかりやすくなっています。そのため、膝に違和感や痛みが出たら早めに医療機関を受診するようにしましょう。
その他、足に合わない靴や片側だけで荷物を持つ癖や足を組んで座る癖がある人は膝に負担がかかりやすいので注意が必要です。荷物は左右交互に持ち、足は組まないようにしましょう。適正体重を保つことも大切です。
膝に痛みがあると動くのが辛くなり、運動不足からさらに膝痛になるという悪循環に陥る可能性があります。日々の運動と早めの受診で、膝を大切にしていきましょう。

◇「健康のいずみ」2月号(2023年2月5日/第590号)より

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