4月2日はよい(4)つめ(2)の語呂合わせから、巻き爪ケアの日です。巻き爪とは、爪の端が内側に丸まってしまっている状態のことです。痛みや炎症が起きる場合もあれば、気がつかないうちに巻き爪になっている場合もあります。巻き爪は爪にかかる力のバランスが崩れたときに起こりやすく、足の親指に多く起こります。
巻き爪の原因
巻き爪のおもな原因は、深爪や乾燥、足に合わない靴などです。爪を切るときは爪の先の白い部分を1ミリ程度残してできるだけまっすぐ切り、端を少し丸めるくらいにしましょう。爪が乾燥していると外部からのダメージを受けやすく柔軟性も低下するため、巻き爪になりやすくなります。入浴後は保湿剤を指先まで塗り、爪の乾燥を予防しましょう。
先がとがったり指先がきゅうくつな靴は、靴で爪が圧迫されて巻き爪の原因となります。逆に大きい靴も歩いているうちに足が前にずれていき、結果としてつま先がきゅうくつになります。また、脱げないように足の指先に余計な力が加わって爪を食い込ませる原因にもなります。靴はご自身の足に合ったものを選ぶようにしましょう。
足に適度な体重のかかる運動を
また、ベッド上での生活が多い方、足の指が地面から浮いてしまっている方など、足の指に体重が加わる機会の少ない方も巻き爪となりやすいです。歩行など、足に体重がかかる適度な運動を心がけましょう。足の指でじゃんけんをする、足でタオルを手繰り寄せる運動などもお勧めです。多すぎる体重も足や爪に過度な負担をかける原因となるため、適正体重を目指しましょう。
早めの対処を
もし巻き爪になってしまったら早めの対処が大切です。軽度の場合はテーピングなどで改善がみられる場合もありますが、痛みや腫れがある場合は皮膚科で相談することをお勧めします。
巻き爪は進行していくほどに治療に時間がかかります。日々の予防と早めの対処で健康な爪を維持していきましょう。
◇「健康のいずみ」4月号(2025年4月5日/第616号)より
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