6月30日はむ(6)くみ(3)ゼロ(0)でリンパの日です。リンパとは、リンパ管を流れるリンパ液のことで、血液中の液体成分や老廃物、外から入ってきた細菌やウイルスなどが流れています。リンパの役割には、血管に戻れなかった水分の回収と静脈への運搬、ウイルスなどの異物から身体を守る免疫機能、小腸で吸収された脂肪分を静脈へ運搬、老廃物や有害物質を静脈に流さないようにするろ過機能などがあります。
梅雨の時期は湿度が高く、体内の水分もたまってむくみが起こりやすくなります。リンパの流れを改善させることでむくみの解消や、免疫アップが期待できます。
リンパマッサージ
リンパの流れを改善させるにはリンパマッサージがお勧めです。けがや何らかの感染症にかかっている方は、症状が良くなってから行いましょう。入浴中やお風呂上りなど、身体が温まっているときに行うとよいです。強い力で行う必要はなく、さする程度の力で行いましょう。マッサージの前後にコップ1杯の水を飲むと、さらにリンパの流れが良くなり効果的です。
足のむくみが気になる方は、足のリンパマッサージを行ってみましょう(図)。はじめに親指で足裏全体を押し、足の甲も同様にまんべんなく押します。足の指は1本ずつ左右に数回まわし、少し引っ張りながらつまむようにもみます。ふくらはぎは、足首から膝裏まで左右の手のひらで交互にさすり上げましょう。最後に太ももの内側と外側を膝から足の付け根にかけて左右の手で交互にさすります。
こまめな水分補給
こまめな水分補給も大切です。温かい飲み物は体温が上がってリンパの流れを良くするためお勧めです。ただし、お茶やコーヒーなど利尿作用のある飲み物は、身体の水分が減ってリンパの流れが滞りやすくなるため、飲み過ぎには気をつけましょう。
むくみやすい梅雨の時期はリンパの流れを改善し、日々の疲れとむくみを流してみてください。