内科の総合的な知識を総動員し、
各専門内科、他科とも協力しながら診療を進めます。
現代の標準的医療をガイドラインに準じ適応しながら、かつその患者様の状態、生活背景にも配慮しながら、一人一人にふさわしい治療を行います。患者様を一人の生活者として尊重し、ともに疾患と向き合います。
病棟総合診療、家庭医療、在宅医療を実践しながら
地域医療を一緒に担っていきましょう!
当院および総合診療科の概要
- 東京西部の立川市(新宿よりJR中央線で30分、人口17万)にある287床の急性期病院です。
- 創設以来50年、入院、外来、さらに開設当初より在宅医療にも力を入れながら、当圏域の地域医療に貢献してきています。
- 病院およびその外来部門のふれあいクリニックを含め、同一法人に2病院11診療所があります。
- 外来はふれあいクリニックでの一般内科の他、関連診療所での外来も行います。
- ふれあいクリニックに総合診療専門外来も開設しています。
- 総合診療科の病床は約50床
- この1年間の入院患者は828名、平均年齢75.3歳。疾患上位は感染症が多く中でも誤嚥性肺炎、尿路感染症、胃腸炎。その他、脳梗塞、心不全が多くなっています。
- 入院対象患者様は高齢者が多いですが、地域の第一線病院であるため若年の患者様も多く受け持ちます。発熱、呼吸困難、意識障害、貧血、倦怠感、体動困難、認知障害、神経所見などの症状での入院が多く、そこから診断を詰めて行くのが当科の役割であり、やりがいでもあります。
- とくに熱性疾患の診断には力を入れています。
- 初期研修医は全員、当科から医師としてのスタートを切ります。5月からの5ヶ月間はその研修指導を担います。
- 救急外来、病棟医療、一般外来、往診というように患者様の状況に応じて一人の患者さまを継続してフォローしていくことが可能です。この体験の積み重ねで地域医療に必要な力量をつけていくことができます。
特徴
- 各科の垣根が低く、医局などで他科専門医に気軽に相談を行えます。
- 病棟医療を行いながら、往診を行います。在宅部門では約250名の管理患者様がおられます。
- 救急医療にも携わります。ERでは年間約3800台の救急車を受けて入れています。
- 院内、院外の他科研修が可能です。
- 病棟では重症例、稀少例を担当することもあります。病棟カンファレンス、院内CC,CPCを通し、みんなで共有し、さらに学会発表を行います。
- 院内勉強会も盛んです。毎週、全科の関わる臨床検討会(CC)または臨床病理検討会(CPC)が行われCCはすでに1040回、CPCも300回を数えています。また内科学会地方会やプライマリケア連合学会においても積極的に学会発表を行っています。
- 嚥下造影、嚥下内視鏡も積極的に行われており、言語聴覚士7名と共に嚥下障害の評価、リハビリを行っています。また、歯科往診とも連携して口腔内衛生に努めています。
- NST、緩和ケア、褥そうケアのそれぞれラウンドがあり、入院患者様の状態について専門的な観点から評価、アドバイスを行っています。
- 院内には回復期リハビリ病棟を持ち、PT25名、OT9名、ST7名と共にリハビリにも力を入れています。総合診療科から患者様が移った場合はそのまま主治医を続けます。
- 高齢化、独居、老老介護、認知症の増加、貧困化が進む中、メディカルソーシャルワーカー(MSW)の役割が大きくなっています。当院では7名のMSWが日夜診療を支えています。
学会認定
プライマリケア連合学会 |
家庭医・総合医養成プログラム、病院総合医養成プログラム認定試行事業 |
日本内科学会教育病院 |
認定医、専門医の取得が可能です |