当病院の泌尿器科は常勤4人、非常勤2人で、診療を行い、月曜日から土曜日の午前中、また水、金曜日午後には予約外来を行い、精密検査、病状説明などをできるように努めております。2016年4月より当科顧問である日本医大名誉教授西村先生の一般外来が月、木曜日午後に行われております。
泌尿器科の担当する領域は尿路系と男性生殖器ですが、当院では主に悪性腫瘍と尿路結石の治療を主に行っております。病院の性格上、合併症の多い患者様や高齢の患者様が多く、負担の少ない治療法や本人の意向をよくかんがみて治療法を選択するように検討しております。
尿路結石には体外衝撃波治療(ESWL)や経尿道的破砕(レーザー、リソクラストによる)を行い、ESWLに関しては主に外来にて2900回以上の治療を行っております。
現在多数を占める膀胱がんの患者様については、二泊三日にて経尿道的切除を行い、病理確認の後、表在性の場合には外来にて膀胱内注入療法など、浸潤性の場合は再入院にて膀胱全摘、代用膀胱、回腸導管や尿管皮膚ろう造設などを、腎臓がん、腎盂尿管がんについては腹腔鏡下手術を施行しております。
前立腺がんについてはロボット手術を希望される方には杏林大学などへ紹介、小線源療法については多摩北部医療センター、外照射については共済立川病院、災害医療センターや西東京徳州会病院など放射線科の先生にお世話になっております。
入院治療においては、主治医制をとっておらずグループ診療制をとっており、各員がコミュニケーションをとりながら全員で情報を共有できるようにしております。
当科では緊急の場合を除いては、小児泌尿器を対象としておりませんので、ごく軽症以外で手術等必要な場合は他院へ紹介するようにしております。
手術をされる方へ