病状が進行し胃瘻造設をして在宅療養をしている患者様です。
ご夫婦とても仲良し。でも退院直後は二人とも険しい表情でヒヤヒヤしましたが、しだいに在宅療養に慣れ、自宅内を移動できるようにリフトも導入されました。
奥様のお得意は料理。ある日のメニューです。
和風ブイヤベース?
用意する物
①だし汁 ②季節の野菜 ③ごはん ④ステーキ(焼いて細かく切っておく)
だし汁の中の①~④の食材を入れコトコト煮込んでそして圧力鍋で10分
トロトロのペースト状の食事の出来上がり
ミキサーではなく長い時間じっくり煮込んでトロトロなのです。
注射器数本に入れお気に入りのお皿に。
すべて胃瘻からご夫婦ならではのおしゃべりをしながらの注入です。
出番のない経腸栄養剤が階段の影でひっそりしていました。