”食べたい”気持ちを大切に 管理栄養士  

私の祖父は食べることが大好きな人で、年齢のわりに大食いで家族もびっくりするほどでした。一緒に暮らしていた時は、仕事終わりにケーキなど買って帰るとすごく喜んで、その喜ぶ顔がとても幸せそうでした。祖父が倒れ意識不明となりすぐに入院。お見舞いに行くと「絶食」の指示。「口から食べることが元気になることだ!」と信じていながら何も出来ない自分が無力に感じました。

入院患者様でも食べられない方がいらっしゃるとまずお話を伺います。なにが原因で食思不振に陥っているのか?もちろん、原因がわかったところで食べられない方もいらっしゃいます。それでも患者様の食事内容を調整していくことで、徐々に食べられるようになると表情も明るくなり活気が出て「おいしい」という笑顔に繋がります。管理栄養士として何よりも嬉しい言葉です。少しでも可能性があるなら、一口でも「おいしい」と感じ、食べたいものを食べていただきたい。そういう想いで日々患者様の声に耳を傾けています。

管理栄養士 N.S.
 

可能な患者様はホールで食事をします。医師、看護師、介護士、リハビリ、管理栄養士など、スタッフにも重要な時間になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

患者様の病状や嚥下能力に合わせて様々な食形態を提供します。