10月30日はリラクゼーションの日です。リラクゼーションとは、心身の緊張をほぐしてリラックスすることを言います。ストレスや生活習慣の乱れ、気候の変化などから自律神経が乱れると、疲労感や不眠などの不調の原因となります。リラックス時間を設け、自律神経を整えることが大切です。
心地よい音や香りを
取り入れやすい方法を試してみましょう。
クラシックやヒーリング音楽などを、寝る前や入浴時間に聞くと睡眠の質を上げる効果が期待できます。雨音や川のせせらぎなどの自然音もよいです。たまにはテレビやスマホを消して、窓の外の雨音や虫の声に耳を傾け、外出時は川のせせらぎや鳥の鳴き声に耳を澄ませてみましょう。
読書もお勧めです。ご自身の好きな本を選びましょう。寝る前の読書は数分や数ページにとどめ、夜更かしにならないよう注意してください。
香りを取り入れるのもよいです。ラベンダーやカモミールは気持ちを落ち着かせる効果があります。好きな香りのハーブティーや良い香りのコーヒーを飲むのもよいです。ご自身が良い香りと思うものを身近に置いてみましょう。
深呼吸や脱力もお勧め
時間が取れない人は、深呼吸もお勧めです。一度身体からすべての空気を吐ききってから、空気をたくさん吸います。深呼吸を繰り返していくと、別のことが頭をよぎるかもしれません。その時はそっと呼吸に意識を戻して、深呼吸に集中します。
緊張や疲れ、寝つきにくさを感じた時は、身体に力を入れてから脱力する方法もよいです。手や肩、顔や足など、ギューッと力を込めたら10秒ほどそのまま維持します。その後スーッと力を抜くように脱力しましょう。それを部位ごと、もしくは全身で数回繰り返します(図)。
1日の中の短時間でも自分のためのリラクゼーション時間を作り、心身の不調を予防していきましょう。
◇「健康のいずみ」10月号(2024年10月5日/第610号)より
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