SDGs 達成に向けた取り組み
立川相互病院は、SDGs達成に向けた取り組みを推進しています
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月に「貧困に終止符を打ち、持続可能な未来を追求する」ことを掲げて国連総会で採択された世界共通の目標です。
2030年までに地球環境の課題を解決するべく、17の目標と、それらを達成するための具体的な 169のターゲットが示されています。
立川相互病院では理念・基本方針に沿って、SDGs17項目のうち13項目に対し、具体的な取り組みを継続的に行っています。

立川相互病院の SDGs 取り組み事例
国と企業の責任を明確にし、権利としての社会保障の実現のためにたたかいます

7人に1人の子どもが貧困です。(これは、日本の話です)貧困や飢餓をなくすのは、国に責任があります。軍事費を増やすのではなく、貧困をなくすことに国がもっと力を入れるように、命の守り手の責任として積極的に働きかけます。また、ふれあいクリニックと連携したフードボランティアの活動やこの地域の社会福祉協議会と連携しフードバンクの活動もおこない地域の貧困にもできることをしていきます。
無差別・平等の医療を合言葉に、この地域で 70 年にわたり医療と福祉を提供しています。

患者の権利章典をかかげ、国籍、人種に関わらず医療を受ける権利を保証しています。東京都指定二次救急医療機関として、24時間 365日、三多摩地域の地域医療に貢献し人々の健康を守ります。年間約 4,000台の救急搬送を受け入れています。また、地域と連携を推進し 2024年度地域医療支援病院を取得する予定です。
地域の総合病院として 東京都新型コロナウイルス感染症入院重点医療機関として、感染者の診療に積極的に取り組んできました。また、病院の理念に照らし合わせ『差額室料をいただかない』『無料低額診療』を実施し、困窮していても医療が受けられるように対応しています。生活保護法等指定医療機関として生活保護の方の診療を行っています。医療費は、国が決める「医療制度」によって規定されています。全ての人が、安心して病院にかかれるように国や政治に現場や地域の声を届け、働きかけています。
地域の人びとと共に、健康と福祉のまちづくりをすすめます

病院の中だけではなく、地域の中でも健康活動を進めるため『友の会(会員約3万人)』と共に地域方々への啓蒙活動(班会や学習会等)を行っています。地域の医療機関と連携し、地域において求められる医療の提供と地域の医療機関への逆紹介を推進しています。サポートセンターを設置し、ソーシャルワーカーや入退院支援看護師等が、安心して地域や在宅にお戻りいただけるよう支援しています。
質の高い医療を提供するための教育制度

医療福祉にかかわる社会的責任を果たす人材を育てるため、職員への教育と、大学・専門学校からの実習生の受け入れをしています。患者様、地域の「生命・生活を守る」職員になれるよう、学び・実践の場を提供しています。
医師・看護師の奨学金制度を設け、医療を目指す人の支援をしています。職種に合わせた、キャリア形成のための卒後研修支援をしています。
臨床研修病院として地域とともに歩む医師と医療専門職の育成に努めます。
地域医療従事者向け研修会を年12回以上実施しています。
ジェンダー平等・働き方改革への取り組み

当院では、外部から臨床心理士を雇い職員への心理的相談窓口を設置しています。また、性別に関係なく公平な採用、人材育成、昇進を実現しています。働き方改革に取り組んでおり、ワークライフバランスを重視しています。立川市のワークライフバランス事業所に認定を受けています。障がいや国籍、年齢や性別などに関わらず、様々な属性の方の雇用を守り、働きやすい環境整備の実現を目指しています。ハラスメントに対して相談窓口を設置し、いつでも相談できる体制を整えています。
虐待防止委員会を設置し、小児や高齢者だけでなく虐待が疑われる全ての患者さんに対応しています。
省エネ対策

病院でエコプロジェクトを実施し、病院全体として、ペーパーレス化、廊下や事務室の一部を消灯し、節電、LEDに電球に切り替える等実施しています。太陽光パネルを検討していきます。
東京都災害拠点連携病院として 各種災害に対し、BCPを策定しています。また東京都災害拠点連携病院として、この地域と一体となって防災対策に取り組んでいます。災害時には、主に中等症から症状の安定した重傷者への診療を提供します。
平和と公正をすべての人に

人類の生命と健康を破壊する一切の戦争政策に反対し、核兵器をなくし、平和と環境を守ります
私たちは、この目標を実現するために、多くの個人・団体と手を結び、国際交流をはかり、共同組織・友の会と力をあわせて活動します。