呼吸器内科について

 内科各診療科、呼吸器外科、放射線科、他施設などと適切に連携して、呼吸器疾患の患者さまに対して質の高い診断と治療、リハビリテーションをすすめてまいります。
 慢性呼吸器疾患に対しては、在宅医療との連携を強め、身体障害者手帳や難病認定など含めて療養支援を行います。また、石綿など職業‘性肺疾患に対しての療養支援を適切に行えるようにいたします。
 日本呼吸器科学会(内科・外科)、気管支内視鏡学会、がん治療認定医研修施設であり、結核病学会指導医、ICDなど資格をもち、学会研修活動に参加しています。

扱う疾患

肺癌:
 胸部レントゲン写真、CT健診などでの異常影発見から、気管支内視鏡やCT肺生検などにより組織診断を適切に行います。手術、化学療法、放射線治療、緩和ケアなど、他施設との連携を含め、集学的で安全な治療を提供します。他施設へのセカンドオピニオンなどの紹介も行っています。当施設の過去10年間の全肺がん患者の5年生存率は約30%ときわめて良好な成績を示しています。

慢性閉塞性肺疾患COPD、気管支瑞息、慢性呼吸器疾患:
 外来での診断治療、急性増悪時の入院治療、リハビリテーションを行っています。また、在宅酸素療法(HOT)管理患者の療養支援を行っています(HOTふれあいの会など)。現在、150名をこえるHOT患者さまの診療を行っています。

間質性肺炎(膠原病肺含む)、石綿肺などの塵肺など:
 診断、治療、療養支援を行っています。塵肺認定などに医療福祉相談室がサポートします。

肺炎、高齢者肺炎、結核症、非結核性抗酸菌症、肺真菌症など:
 高齢者肺炎に対しては礁下評価を含めリハビリテーションを適切に行います。結核症患者に対応できる陰圧個室を持ち、必要により結核病院と連携します。

睡眠時無呼吸症候群:
 1泊入院でポリソムノグラフイー(PSG)検査を行っています。日本睡眠学会認定検査技師1名。結果をもとに持続陽圧呼吸療法CP AP治療の導入、管理などを行っています。CPAP治療管理患者約200名。

気胸、胸膜炎など:
 低侵襲の胸腔鏡下手術VATSなどを行っています。

スタッフ

草島 健二 
理事長

日本内科学会認定医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本結核病学会指導医
日本内科学会認定医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本結核病学会指導医
日本内科学会総合内科専門医

土屋 香代子 
科長

日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会気管支鏡専門医
日本結核病学会結核抗酸菌症指導医
日本禁煙学会禁煙専門医

阿部 英樹 
副科長

日本内科学会認定医

唐沢 知行

日本内科学会認定医

奥野 衆史

日本専門医機構認定内科専門医

森 雅行

内科専門研修プログラム専攻